この1週間で、国内で観測された地震回数は前週に比べると減少しました。震度3以上の地震は1回だけです。地震の発生は東日本、北日本で目立ち、西日本は少ない傾向となっています。(6月22日~28日10時の集計)
国内:震度5弱以上の地震は今年2回目
25日(木)4時47分頃、千葉県東方沖を震源とする地震が発生しました。地震の規模を示すマグニチュードは6.1で、千葉県旭市で最大震度の5弱を観測。千葉県銚子市や印西市、茨城県取手市などで震度4、東京都心や横浜市を含む、関東の広い範囲で震度3の揺れを観測しています。 今年、震度5弱以上の揺れを観測するのは、3月13日に石川県能登地方で発生した地震以来、2回目。関東での震度5弱以上は2019年5月25日の千葉県北東部を震源とする地震(長南町で震度5弱)以来です。この地震の発生に伴い、千葉県と茨城県の一部には緊急地震速報が発表されました。 気象庁は今回の地震が東日本大震災の余震活動としていますが、千葉県東方沖では2011年よりも前からマグニチュード6クラスの地震が多く発生しています。1987年にはマグニチュード6.7の地震により、千葉市などで震度5(当時の階級)、東京都心で震度4を観測し、千葉県内では死者が出るなどの被害に見舞われました。
世界:メキシコ沿岸でM7.4 強い揺れで死者も
アメリカ地質調査所の解析によるマグニチュード6以上の地震は 2回発生しています 最も大きなものは、24日(水)にメキシコ・オアハカ州の沿岸部で発生したマグニチュード7.4の地震です。南北方向に圧力軸を持つ逆断層型の地震でしたが、震源が幾分、陸域にかかっていたこともあり、沿岸で70cm程度の津波が発生するに留まりました。震源付近では強い揺れに見舞われ、建物の倒壊や地すべりなどで死者などの被害が出ています。 今回の震源は、北米プレートとココスプレートの境界付近で、地震が多発している領域です。2年前にはやや西の沿岸でマグニチュード7.2、3年前にはやや東でマグニチュード8.2が発生しました。
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Source : 国内 – Yahoo!ニュース